シンガポールは絶賛される国ではない。

 

日本では何かとシンガポールがお手本として紹介される場面が多い。

特にビジネス関連。低い法人税率だったりとか世界の富裕層や優良外資系企業を呼びこむ政策によって、シンガポールは人口も土地も少なく、資源も無い国家でありながら世界有数の経済的に豊かな国となっている。

 

しかし、その一方、シンガポールは(ビジネス上の規制は緩くても)社会生活上の規制はとても厳しい国である。

路上でゴミのポイ捨てをしたり、駅構内での飲食、夜間の酒類の販売に対して罰則があるのは有名だが、報道や表現の自由も少なく、例えば日本ではコンビニですら売られている成人向けコンテンツがシンガポールでは一切販売出来ず、国内に持ち込もうとしても税関で没収される。またネット上のそのようなコンテンツにも閲覧規制がかかるそうだ。

 

また国民自身も保守的なのか、ゲイであることを表明しているシンガーが年末ライブを行う企画が表明された途端、反対運動が巻き上がり中止に追い込まれている。

 

ビジネス面ではリベラル気質な一方、社会生活上では極端に保守的になる不思議な国である。

日本はその点では比較的自由な国であり、日本はシンガポールのビジネス面は見習っても社会生活上の規制は見習うべきではないのである。